学生の頃、整列された机に向かい授業を受けている風景に違和感を感じた。
私が通っていた学校はいわゆる美術系で、そこに通う人々は誰も彼もとびきり個性的だった。
同じ風景を描いても誰一人として同じ世界はなく、一人一人が独立した個性を持っていると感じていた。
だからこそ毎朝同じ時間、同じ制服、一つの空間で異なる個性の人達が並んで勉強しているその状況にひどい違和感を感じた。
これだけの個性を持った人達なのに、揃って同じだけの時間同じ授業を受けて、果たして効果はあるのか?
ただこの違和感は学科のみで、美術の授業はそれぞれが描きたい物を描きたいだけ描くという方針だった。
調子が良い時は何時間でもキャンバスと向かい合い、筆が進まないときは早めに終わらせて気分転換をした。
同じ授業を受けていても、それぞれがそれぞれのペースで進められて、その突出した個性を思う存分発揮出来た。
やがて私はアルバイトを始めた。
業務をこなしていると、やはりあの違和感を感じた。
・・・その後何年かして、私は探偵になっていました。
何もかも初めてづくしで、探偵になった頃は先輩の後ろで今自分が出来る事を必死になって考えてやっていました。
同じ場所にいるのに誰一人として同じ作業をしていない。
その場その場の状況を自分の判断で動いて、結果を残す。
それぞれの個性が色濃く出る仕事に非常にやりがいを覚えました。
確かに、お休みといえるようなお休みはないんですよね。
友達と遊んでいても会社から電話がかかってきて、「千葉、悪い、今から行って」って言われればすぐに現場急行。
これってまだ友達と会えてるから良いけど、前日当日ドタキャンとか結構ザラで、今付き合ってくれてる友達には足向けて眠れません。
毎日対象者が変わるから規則正しい生活も出来ないし、食べれる時に食べとかないと一日全くご飯食べる隙が無いなんてこともあったりします。
張り込みは何時間も立ちっぱなしだったり、トイレに行くタイミングも本当に難しかったです。
そんな感じでしばらくは今の仕事をこなすのが精一杯だったけど、徐々に探偵業界全体の事も見えるようになって・・・。
私が探偵を始める前に感じていた違和感がそこにはやはりあったんですね。
期間パック?
成功報酬?
対象者が違えば調査の進め方や進展具合も全く異なるのに、月で区切ったり費用で区切ったり。
対象者の個性を考えて進めていかなければならない所で、その個性を潰した方法で行う理由が分かりません。
対人間を相手に、型にはめようとするのがそもそも無理がある話なんです。
例えば私は男性ではなく女性です。
トイレは女性用を使用しますし、酔っ払った男性が絡んでくれば女性用車両に逃げ込んだりします。
でもそんなアクシデントが無ければ女性専用の車両でなくても問題ありません。
例えば私はアウトドアよりインドアです。
お休みをもらえた日は、大好きなコーヒーとチョコレートを用意して、以前から狙っていたDVDを日がな一日観ていたりします。
ただ別の日はショッピングに出かけたり、都合のついた友達とご飯を食べたりして夜遅くまで家には帰りません。
その人それぞれの個性に沿った傾向はあるものの、誰一人として毎日同じ日を過ごしているわけじゃないんです。
調査や工作を依頼される時に、失敗を望む人は誰もいません。
なるべく費用をかけて行いたいという方ももちろんいないと思います。
ただ安いからという理由で、そこが一番重要という個性を潰したパターンにはめた方法で進めていくのが、 果たして本当にあなたが望んだ工作なのでしょうか?
調査や工作に明確なルールはありません。
生まれて初めて接するものだからといって、疑問に思えたルールにわざわざ従う必要はないんです。
また、プロだからといって魔法のように全てを確実に丸く治める工作があるわけではありません。
それに、あなたの大切な人と探偵社は全くの初対面です。正確に言うと会ってすらいません。
あなた以上にその人の事を何も知らないのです。
だからこそ、その人がどういった性格なのか、趣味嗜好、嫌いなもの、行動パターンなどなど、あらゆる話を聞きながら相談に相談を重ね、
工作の方法や方向性を探偵社の二人三脚で決めていくのが大切なんです。
FAX探偵ドットコムは、学生時代の頃を思い出すほど、どの人もかなり個性的。
だけどみんなが同じことをしているのではなく、それぞれがそれぞれの仕事を自分のペースで進めています。
そういった個性の重要性を知っているからこそ、工作も型にはめるのではなく、対象者に合わせて柔軟に対応していける体制なんです。
熱く語ってしまいましたが、学生の頃から感じていた違和感のない、個性を大切にするこの会社のスタイルやスタッフが大好きです。
やっぱり好きでないと熱意を持って続けられないですから。
相談者の方や依頼人様に少しでもこの気持ちが伝わってくれると良いなーと思いながら、日々精進していきます!
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